屋根工事
屋根工事
お宅の屋根は「寿命です。」だとか、「直した方が良いです。」だとか、「塗替えの時期です。」だとか、様々な言葉で、飛び込みの営業が回って来ると、よく話を耳にします。そんな営業の殆んどが、下から屋根を見上げただけで分かると言うのだからよく分かりませんが、私どもの施主ＯＢ宅にも、職人さんのようでしたが、屋根を下から見いて、「お宅の屋根の瓦には隙間がありますよ、私がタダで直してあげますよ。」と言って来たそうです。
実際のところはどうなのか？心配になられて、その施主ＯＢ様が、私のところにご相談に見えられました。
瓦には、勿論、瓦屋に確かめてもらうのが一番良いので、私と一緒に行ってもらいました。
始めに、結果から言ってしまうと何でも有りませんでした。
瓦は、一枚、一枚、端を互いに重ねながら、瓦桟と言う板に掛けるようにして葺いて（のせて）行くのですが、瓦一枚の造りの微差であったり、長年の内には台風や地震等で瓦の多少なりのズレは出て来ます。その範囲内のことを、大げさに屋根の改修だったり、葺き替えのこじ付けにして仕事を取る業者も中にはいるようです。
今回は、何枚か瓦を外し、下地の状態と瓦の重なり具合等見てもらい、大げさに（補修）する程のことは無かったことを家主様に確認してもらいました。
注：内容は、飛び込み的な営業及び、この仕事に関わる全ての人を悪く、または、否定している
ものではありません。
屋根の話の続きに、今、執りかかりの屋根改装の様子をＵＰします。
今回は、既存屋根の上に新規屋根材を葺く（被せる）工法としました。
屋根材のカラーベストは表面は苔だらけでしたが、物自体と下地の野地板も確りしていましたので、そうしました。
先ずは、既存の棟を撤去し、屋根表面を掃除して糊付アスファルトルーフィング（防水シート）を敷いて（貼って）行きます。
新規屋根は、ＧＬカラー鉄板平葺き（雪止め付）とシンプル仕上げとしました。
